資格難民再生プロジェクト読者の皆様、こんにちは!
日曜ライター担当の福島恵梨です。
夏休みに入り、本格的に夏が始まったな~!という感じがしますね。
子どもの頃は夏休みが来るのは当たり前のことで、特に有難みを感じることはありませんでしたが、大人になって40日間も休めることなんてないので、贅沢だな~とついつい子ども達を横目に思ってしまいます。笑
子どもの時にしか経験できない体験をたくさんして、良い思い出を作って欲しいですね。
さて、今日のテーマは「字を綺麗に“魅せる”方法」です。
以前から、こんなお悩みをよく相談されることがありました。「速く綺麗に書く方法はありませんか?」「速く書くと読めない字になってしまいます。」「流れるように書いてしまって、なかなか綺麗にかけません。」etc・・・
今回はこのお悩みを含めた広いテーマとして取り上げていきましょう!
1.「字を綺麗に“魅せる”」とは?
『読者の方の中には“見せる”じゃなくて“魅せる”なの?』
と疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。
“魅せる”とは【魅力を感じさせる】という意味ですが、魅力のある字とはどんな字でしょうか?
これは個人的な意見ですが、【魅力のある字=丁寧に書かれた字】だと思っています。
丁寧な字を見ると誰でも良い気持ちになりますよね。
ちょっとしたポイントでみるみる丁寧に見える書き方、つまり“魅せる”書き方を伝授していきましょう!
2.全てを直そうとしなくても良い。
字にコンプレックスを抱いている人に多い考え方として、「字が汚いから綺麗になりたいけど、今更直すのは時間がかかるし無理だろうなあ」ということです。
【綺麗に書く=全部修正しないといけない】という考えになりがちですが、実はそんなことないのです。
ズバリ言いましょう!(ここの部分は力強く読んで下さいね。笑)
全部直さなくても、あなたの字は綺麗に見えるようになります!
ということで5つの約束事だけを守って欲しいと思います。
①「丁寧に書こう!」という意識を持つ。
②中心線を意識する。
③文字の間隔は等しく。
④やや右上がりに。
⑤まっすぐな線を書く。
①~⑤は優先順位でもあります。全てを一度に守れるまでには、練習が必要ですが優先順位の高い項目(①番から順に)から出来るようになって下さいね!
3.それぞれの約束ごとについて。
①「丁寧に書こう!」という意識を持つ。
この項目については、私は常に意識しています。
例えばクレジットカードを使ってサインする時、店員さんにじっと待たれながら書くので、どうしても「早く書かなきゃ!」と焦ってしまいます。
そんな時はついつい雑に書いてしまいがちですが、この約束事が頭の片隅にあれば、丁寧に書けたりします。ただ、どうしても最初は忘れがちなので、「意識の積み重ね」をすることで定着していきますので継続していきましょう。
②中心線を意識する。
人は左右が対象のものを美しいと感じる、という話は有名な話ですが、字にも有り得ることです。
例えば「山」という漢字。1画目の縦画を中心と考えると、左右の横画の長さが同じだから整って見えるのです。逆に右が長く左が短いとなるとバランスが悪いです。
是非紙に「山」を書いて実験してみて下さいね!
③文字の間隔は等しく。
「見やすさ」を考えた時、文字の間隔は等しい方が良いです。
文字間隔がなく、びっしりと書いた字を見たことが何度かありますが、読みづらい上に文字数が多ければ多いほど心理的にザワザワしてしまいます。読む前から、不思議と緊張感を与えてしまいますので、やはり少しの間隔は必要です。反対に、文字間隔が広すぎたりバラバラだったりすると、だらしない印象を与えます。
どんなに良い内容でも、読む前から悪い印象を与えてしまうので文字の間隔の取り方は大切なのだということを覚えておいて下さいね!
④やや右上がりに。
やや右上がりに書くと字は美しく見えます。もう少し言うと、右に上げた分、右下に下げるという方法で、中国古典の名跡ではこの方法が用いられているそうです。幼いころから書道を習っている方は、この方法は自然に身についている方は多いですがそうでない方は練習が必要だと思います。
右上がりの書き方で有名な「六度法」という方法があり、本屋さんにもテキストが売っていますので見てみて下さいね。ちなみに私が持っている本はこちらですのでよろしければ参考にしてくださいね。
~富澤敏彦著『六度法』大人のきれい字練習帳~
⑤まっすぐな線を書く。
まっすぐな線を書くのは以外に難しいのです。
でも書けるようになれば字の見栄えが劇的に変わるのは間違いなし!
優先順位が一番下なのは①~④が出来るようになると自然に書けるようになるのであえて最後に書きました。
魅力的に感じられる字”魅せる字”は今のご自身の字に5つのポイントを加えることで書けるようになります。
全てを修正するのではなく、あなたの個性を生かしながら直せる工夫をする、”魅せ方”を変えていくのが大事なことだと思います。是非参考にして下さいね!
福島恵梨
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