【多田】忙しい時こその勉強時間術

勉強法(暗記、集中力、速読など)

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「忙しいから勉強できない」というセリフを言いそうになったときはグッとこらえてください!   愚痴を言ったところで、時間が増える訳でもありません。言い訳をすることで、勉強ができない自分を正当化してしまうのです。もちろん、時には弱音を吐くこともストレス発散のためには必要ですが、困難を乗り越えていこうとする自分の姿を客観視することでエネルギーに変換していただきたいと思います。

 

長い受験生活においては、仕事が忙しい時期や諸々の行事が重なり、なかなか勉強がうまく進まないこともあります。やらなければならないことが山積みでストレスもたまってしまいます。焦ると余計に勉強が手につかなくなり、負のスパイラルからなかなか抜け出せなくなる。

 

具体的な方法に入る前にあなたに1つ質問です。

「○○術を身につけるためには、どのようなことが大切だと思いますか?」

術とは、何かを行うための方法であって、簡単に自分のモノにできるわけではありません「時間術」や「記憶術」を習得するためには、少しばかり時間がかかります。少しばかり痛みを伴います。実践を続けることの中でしか、自分にしっくりくる方法を見つけることはできないのです。

 

新品の靴を履いた時には、靴擦れをおこします。しかし、時間が経てば靴が足に馴染んでくる。むけた皮も再生し、以前より皮が固くなり頑丈になる。今回ご紹介させていただく方法は、これまでに3000人以上の指導をしてきた中で、効果の高いものばかりです。忙しいからこそ、少しだけ痛みに耐えて、ぜひ「時間術」「記憶術」を身につけていただきたいと思います。

 

①    悪い習慣になっていることを断ち切る

忙しいときは時間に対する意識がかなり高くなります。

時間に対するセンサーが敏感になり、たとえ1分でも無駄にしたくないと考えています。必死にパソコンに向かって伝票の入力作業をしいるときに、同僚が「近所にできたパスタ屋さん知っていますか? ランチが800円で前菜とパンと、しかも食べ放題で、パスタも手打ち麺で・・・」と話しかけられただけでイライラモードに突入します。

 

その反面、勤務時間終了後、スマホをすぐに取り出し友達のSNSチェック!!!「いいね、いいね」の連打。あっという間に30分が経過して自己嫌悪。これはSNSに限った話ではありません。たとえば、帰宅後すぐにTVの電源を入れてダラダラとTVを見てしまう、ソファーに10分だけ横になるつもりが2時間くらい寝てしまっていたなども無駄な時間の使い方です。

 

 時間に対するセンサーが敏感になっているからこそ、無駄な時間を過ごすといつも以上に深く反省します。

 

いつの間にか悪い習慣になっていることを、一度洗い出してみましょう! あなたがやめたいと思っている悪い習慣はどのようなことですか?   忙しいときだからこそ、悪い習慣を断ち切る絶好のチャンスなのです。

 

今すぐ、手帳を開けて「これをやめる!」と書き込んでください! 時間泥棒の原因となっている悪い習慣を1つでも断ち切ることができれば、今より20%ほど勉強時間を増やすことができるはずです!

 

②    勉強に取りかかるまでの時間を短縮する

仕事もようやくひと段落。いざ勉強をスタートするときに、まずは机の上やカバンの中の整理をしたりしていませんか?

 

つい整理からはじめたくなるのは、気持ちを落ち着かせるためだと考えられます。

 

通常、仕事が忙しくなるとあたまの中がゴチャゴチャになることも多いかと思いますが、目に見えるものを整理していくことで、それに連動してあたまの中もスッキリさせることができるのです。時間のある時であれば問題ありませんが、時間がないのならすぐに勉強に取りかからなければいけません。

 

そのためには、机の上がいつも綺麗に整理されていることが理想です。綺麗に整理されていると、机に向かうだけで気持ちが落ち着き、すぐに勉強モードに入ることができるようになります。少なくとも、テキストや問題集や文具類は、家を出発する前に机の上に並べておきましょう。できれば、最初に勉強する教材は該当ページを開けておくとさらにスムーズに勉強をスタートさせることができます。

 

時間がないからこそ、あらかじめ机まわりの整理は必ずやっておくことをお勧めします!

 

③    1日の区分を5分割で考える

多くのビジネスマンは、仕事の予定を「朝、昼、夜」の3区分で調整しています。朝は社内会議、昼はお客様とのアポイント、夜は事務処理という感じです。仕事だけであればこれで事足りるでしょう。しかし、受験生の場合は、仕事以外に勉強時間を確保しなければなりません。3区分だと少し雑過ぎます。だからといって1時間単位のマス目で行動管理をするのは窮屈です。

 

そこで、1日の区分を「早朝、朝、昼、夕方、夜」の5区分に分けて、予定を考える癖をつけてみていただきたいのです。

 

たとえば、早朝は6:00〜9:00、朝は9:00〜12:00、昼は12:00〜16:00、夕方は16:00〜19:00、夜は19:00〜24:00という感じで、5つの区分を常にイメージして有効活用できるように時間意識を高めていきます。実際のタイムスケジュールは区分をまたぐこともあるかと思いますが、ここで大切なことは「いま、どの区分の時間帯なのか」を意識づけることなのです。

 

仮にいま16:00だとすると、「あっ、いまから第4区分だな。今日も3区分終了。いま、やるべきことは何だろう?」と考えてみる。   すると、急に第5区分に向けてやるべきことが明確になったり、仕事が効率的にこなせたりするのです。

 

④    タスクを細分化して手をぬくところは手をぬく

忙しいときはとにかくやらなければならないことが山積みです。仕事上のミスも多くなりがち。ミスをするとその事後処理でまた時間がとられてしまう。結局、勉強をしたくても勉強する時間を確保できなくなってしまいます。

 

●時間がかかるものと、すぐに処理できるものを明確に区別できていますか?   

●上司やお客様から求められている業務のなかで要求水準の高いものと、低いものを区別できていますか?   

●締切り日を把握できていますか?   

●締切り日から逆算で段取りを見積もることができていますか?

 

時間がかかるものを締切り日直前までほとんど手をつけずに抱え込んでいると当然前日に残業をしなければなりません。すべての業務を同じチカラ加減でやっていると、時間がいくらあっても足りません。

 

言い方は悪いかもしれませんが、どうでもいいことは手を抜いてそれなりにこなさなければいけないのです。

 

サボってください、と言っているわけではなく、会社やお客様のことだけでなく自分のことも大切にしましょう!ということです。勉強時間を確保するために、仕事の重要性を勘案する。重要で時間のかかるものは、タスクを細分化して、負担にならないように少しずつ進めていくことが大切です。

 

絶対にやってはいけないことは、本来勉強にあてようと考えていた時間を、仕事の段取りミスで勉強時間を削って仕事にまわすということです。勉強時間は削っても誰にも迷惑をかけることがないため、つい何の悪気もなく削ってしまうのです。

 

自分の勉強時間を確保しつつ、会社やお客様のためにどうすれば一番貢献できるのかを考えてみてください。

 

⑤    お金をだして「時間」を買う

会社員時代、私は本業である専門学校の講師業と、執筆業、個人コンサル業、コラボでの教材作成をこなしながら、メンタルヘルスマネジメント検定マスター資格の勉強を並行してこなしていたことがあります。この時の手帳を見返してみると、予定がぎっしり。よくこれだけのことをこなせていたなあと思います。

 

この時私は毎日朝の7時に喫茶店へ向かい、90分ほど勉強してから会社に出勤するという生活を約3か月間続けていました。さらに会社終了後もまっすぐ家に帰らず、喫茶店で90分ほど勉強してから帰宅。さらに、ランチ後や友達との待ち合わせの前など、ちょっとした時間を見つけてはとにかく喫茶店に通っていました。

 

仮に1杯300円のコーヒーであれば100回で3万円。

これを高いととらえるかどうかは人それぞれですが、勉強する時間を確保するためにお金を使うことは安い投資なのです。

 

自宅だと気が散ってしまう。すぐに寝てしまう。喫茶店を利用することで、このような事態になることを防御できます。忙しく働いている自分に対するご褒美です! お金を惜しまず、ぜひ「時間」を買っていただきたいと思います。

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