雨空が続きますね。雨音のようにリズムよく、勉強も順調でしょうか。
さて、今日は前回に引き続き「合格する人の勉強法!」について、お話させていただきます。
みなさんは効率的なやり方で合格を目指しておられますか。
私が過去に試験に失敗した勉強法をまずご紹介しますね。
1.テキストを読んで理解しようと時間を掛ける。
2.テキストや問題集をたくさん揃える。
4.テキストや授業メモをきれいにノートにまとめる。
5.テキストを1ページ目から順番に読む。
6.完璧、100点満点目指した勉強をしようとする。
知識のインプットに時間を掛け過ぎて、アウトプットである過去問の対策が不十分でした。
例えば、1.テキストを読んで理解しようと時間を掛ける。と、どうなるか。
⇒知識のインプットに時間が掛かり過ぎて過去問対策が不十分となる。
⇒得点力が不十分なまま試験当日を迎える。
⇒不合格となる。
テキストや参考書の理解をしてから問題集で確認という常識はもう捨てなければならないですね。私は小学生の頃から、「教科書できちんと学習してからドリルなどの問題集を解きなさい」と習い、すっかりそれが常識、習慣となっていました。 テキストを読んでから、問題集に進もうとすると、なかなか問題集に進めませんでした。
資格試験の勉強は合格が目的です。知識を深めるのは、合格してからでも、決して遅くはないのです。
私のように間違った無駄な努力の時間を費やし、残念な結果にならないように、みなさんは、ただやみくもに勉強するのではなく、合理的で現実的なやり方=効率的なスピードアップ勉強法で合格を手にしてくださいね。
そこで、合格者に倣い「合格する人の勉強法」について、お話を進めていきますね。
1.過去問を読む
過去問の大切さ、過去問を使った勉強方法については、金曜ライターの渡辺 慎也さんが3回にわたり、何度も何度も話されています。実際のやり方まで、詳しく、わかりやすく書いておられますので、ぜひご覧下さい。私も過去問の大切さを話していきますね。
「合格する人の勉強法」はスタートの前にじっくりと準備運動します。
直ぐに、テキストや解説書から勉強を開始しないということが大切なポイントです。
私は、スロースターターで勉強時間も少ないのに、テキストや解説書を一からじっくり読んで、最後までたどり着かずに不安な試験当日を迎えました。
「さあ!合格目指して勉強しよう!」と張り切って勉強をはじめたものの、じっくり読んでいるうちにわからないこと、疑問に思うことばかりで、それを調べるのにさらに多くの無駄な時間をかけていました。
合格する人の第一歩は、過去問を「読む」ことです!!
過去問を「読む」ことで、出題の分野、出題の難易度や、どのような「過去問」が出ているのか=試験を知ることから始めることが大切です。インプットは最小限にして過去問から出題傾向を早めに把握した方が効率的です。
「どこがよく出題されているか」「どんなレベルで出題されているか」、「出題範囲の傾向」を過去問から読み取り、試験に要求されるレベルの知識を知ることが大切です。
2.過去問でわける
知っているか・知らないか、解けるか・解けないかをわける。
過去問を勉強初期の段階でやってしまえば、その後の勉強は極めて効率的になります。
基本的で重要なものは、ほぼ変わりません。過去問を繰り返し読めば、ここがよく出るとポイントが自然とわかります。過去の問題は、少し形や視点を変えるものの、何回も何回も出題されます。
基本のポイントで確実に正解できるようにしておけば、合格ラインには手が届くということですね。
基本的な問題を確実に正解できるレベルに持っていくことが最も大切なことです。
社会人と学生の勉強は、ある点で決定的に異なります。それは勉強に使うことのできる「時間」です。
仕事や家族との時間を除けば、勉強に使える時間はごくわずかです。
かぎられた時間でやることをどう絞っていくか、合格に最低限必要なことにのみに絞る⇒不要なことはやらない意識と決断が重要です。
3.過去問を繰り返し学習する
過去問は何度も何度も繰り返し学習することが大切です。
選択式試験なら過去問だけをカバーすれば十分に合格点を取ることができると合格本でもよく目にします。
一番大事な基本の問題を繰り返しやる!
繰り返し解くことで記憶する!
選択式の試験だと2回3回と繰り返すうちに言葉や文章が馴染んで、問題を読むことも楽々速くなり、選択肢の内容を判断するのも楽になってきます。
1回目で解答解説を読み、すぐに2回目を読み進めると記憶が残っていて、わかる問題が増え、自然とわかるようになって、やる気もアップしてきます。
試験はやったことの結果が正直に出やすいもの、本当に合格したいなら今すぐに、過去問をスタートしましょう。
4.「完璧主義」を捨てる
100点満点を取る必要はない!!
資格試験に合格するための考え方として「完璧主義」を捨てましょう。
記憶できる量には限界があり、範囲を広げれば広げるほど、確実性をもって押さえておくことが難しくなってきますね。「みんなができる問題を確実に正答する」ことが、合格の絶対条件です。資格試験は満点を取らないと合格できないわけではありません。
ほとんどの資格試験は絶対基準の場合だと70点以上、相対基準(相対評価)の場合でも、おおむね70点以上で十分合格できます。「基本的な問題を正確に解ける」ことだけで合格できるのです。
100点で合格しても、70点で合格しても同じ合格です。資格試験の合格者に対して「いつ合格されたのですか?」と聞く人はいても、「何点で合格したのですか?」と聞く人は、ほとんどいませんね。
さあ、一日5分でも10分でも過去問を眺めてみましょう。
正解がどれかではなく、なぜ正解かが大切です。
何ができないのか、わからないのか、できないことを知る⇒繰り返してできるようになる⇒意識しなくてもできるようになる。
やるべきことを見極め、効率よく、迷わずにやることが出来れば、合格はもう目の前です。頑張っていきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
亀井志津代
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