資格難民再生プロジェクトの読者の皆様、こんにちは!
日曜ライター担当の筆文字デザイナー福島恵梨です。
イマイチパッとしないお天気が続きますが、皆さん気持ちの方はどんよりしていないでしょうか??(笑)
私は、雨の日や曇りの日にデスクワークをする方が捗る時があります。特に雨のシトシトした音をBGMのようにすると、集中度が高まるのでこんなお天気も好きだったりします。
さて、今回は「答案を丁寧に見せるポイント」をお話しようと思います。
皆様の中で、完成した答案を見て、「ああ、もっと綺麗に書ければなあ」と思うことはありませんか?そんなお悩みに少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
ポイント1:揃える所は揃えよう!
“アタマとアンダーラインを揃えること”
記述試験では、枠だけ用意されているもの、罫線入りのものなど、資格によって様々な答案用紙が用紙されています。どんな答案に対応できる方法の一つとして「揃える所は揃える!」ということです。どんなに綺麗な字を書いたとしても、一行がガタガタだったりすると全体のバランスが悪く見え、乱雑なイメージを持たれてしまいます。
そこで、“アタマとアンダーラインを揃える”ということを意識しましょう!
つまり、書き始めの最初の字の位置を各行揃え、罫線があるようなイメージで(最初から罫線がある用紙は罫線からはみ出ないように気を付けて下さいね。)それぞれの字の下のラインを揃えることで、全体のバランスが整います。
■ポイント2:字を丁寧に見せる
時間がない中で、答えや答案構成を考えて答案に書く、、、これだけで時間がいっぱいなのに「綺麗に字を書いてる余裕なんかない!」という声が聞こえてきそうですが、ここは視点を変えて“字を丁寧に見せるコツ”をお伝えしましょう。
丁寧に見せるポイントはたった3つ!
①画数が少ない字こそ丁寧に。
画数が少ない字(1~5画までの漢字、ひらがな、カタカナ)は、一画一画に存在感がある分、適当に書けば書くほどその乱雑さが目立ってしまいます、反面、丁寧であるほど丁寧に感じてもらいやすいのが特徴です。だからこそ“丁寧に書く”ことをオススメします。
②字の大きさを揃える。
字の大きさがバラバラだと統一感がなく、「やる気がないのかな」「書くことが面倒なのかな」と捉える人もいるくらい印象はあまりよくありません。ですから、まずは字の大きさを揃えることを意識しましょう。さらに進んで、字の大きさは揃えられている方は、ひらがな・カタカナを漢字よりもやや小さめに書くと、よりバランスが整って見えますのでトライしてみて下さいね!
③字と字の間隔は均等に。
答案作成をする時、文字と文字の間の空白を意識したことはありますか?
どんなに文字そのものが美しくても、間隔が詰まりすぎていたら読みにくく、反対に空きすぎていると、間が抜けたような雰囲気になってしまいます。ですので、字と字の間隔は均等にすることで、読みやすくしっかりと考えたという印象を相手に与えることが出来るのでオススメします。
■ポイント3:読み手の気持ちを考える
私も実際、記述問題の添削の仕事をした経験がありますが、正直「見ていて心地良い答案」「不快な答案」はあります。
それは、答案の内容を見る前に全体を見た時に決まってしまいます。つまり。人で言うと“第一印象”ですね。
第一印象が良ければ、一生懸命に相手の話を聞きたいと思う反面、悪ければ一歩引いた姿勢で対応してしまうのが本音ではないでしょうか。
何十枚と同じ答案を採点する側のことを考えると、少しでも相手が読みやすく心地の良い答案作成をした方が、読者さま自身の答案を丁寧に採点していただけるのではないかと思います。もちろん、採点側も公平性を意識しての採点作業となりますが、見えない部分の意識が働いてしまうのは否めません。
ここまで、丁寧に見せる答案作成のポイントをお伝えしてきましが、結局何のためにそうするのでしょうか?
「答案をよりしっかりと読んでほしい!」という“自分のため”という目的だけでなく、「採点側がより心地よく採点できるように」という“採点側の配慮”を考えるという目的でもあると思います。
このように考えることができると、上記の3つのポイントを押さえた答案作成は高いレベルで出来るようになると思います。
“心地良い答案作成”目指して頑張って下さいね!
福島恵梨
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