【小野】夢を育てる絶好のとき

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0801_小野正誉

 

進学のための受験や資格試験を控えている間は、勉強に充てる時間を捻出するため、やりたいことを我慢しなければなりません。でも、その間にしかできないというか、その間だからこそできることがあります。

 

それは、夢を育てるということです。

 

制約があるからこそ、「こんなことをしてみたい」「将来あんな風になりたい」「こんな人物になりたい」など、夢を描ける絶好の機会なのです。

 

私も浪人時代は、ルーズリーフに「大学に入ったらやりたいこと」を書き出していました。

例えば、「スキューバダイビングのライセンスを取る」、「オーストラリアのパースに行く」、「彼女と夜の遊園地に行く」(笑)などなど。それらのほとんどは叶いましたが、屈折の時代に描いた夢は尊いものだな、と今となっては思います。

 

 

夢を現実にする上で大切なのは、「紙に書くこと」「人に話すこと」「イメージすること」の3つです。

 

 

これは、多くの自己啓発本、成功本、ビジネス本に書かれていることで、昔も今も変わらない法則のようなものです。つまり、「言葉」と「イメージ」の力を活用すれば、夢はより現実に近くなるということです。

 

では、具体的にどうすれば、「言葉」と「イメージ」を活用し、夢を現実にすることができるのでしょうか。ここでは、「紙に書く」ということに関し、私自身が実践してきた中で大切にしていることをお伝えしたいと思います。

 

 

夢や理想を紙に書くときの3つの秘訣

 

① できるだけ詳しく書く

 

ここでは詳しく触れませんが、夢を叶える上で潜在意識の活用は不可欠です。ご存知のとおり、日頃意識して使っている力は、ほんの3%から5%程度。残りは潜在意識が司っています。その潜在意識をいかに活用するかで、人生は左右されるといっても過言ではありません。

 

とある本に「潜在意識はなんでも願いを叶えてくれるが、幼稚園児みたいなもので、夢や理想について詳しく、分かりやすく説明しないと理解してくれない」と書かれていました。

 

仮に「将来ハワイに住みたい」という夢があったとしたら、ハワイはどんなところで、その中でもどこに住みたくて、朝は何時に起きて、何をして、どんな心持ちで過ごすのか、など詳しく説明しないと潜在意識には届かないということです。

 

ですので、自分自身の夢だから自分が一番分かっている、説明など不要という思いは捨てて、第三者が自分にインタビューするようにできるだけ詳しく言葉にしていくことをお勧めします。

 

② 肯定的に書く

 

夢や理想の裏側には、苦い経験や悔しい思いなどが隠れているかもしれません。「もう二度とこんな思いをしたくない。」とか、「いつか見返してやるためにこうなるんだ」という思いもあるでしょう。そんなとき「○○したくない」とか「○○しなくていいように」などとネガティブな言葉を使うのではなく、ポジティブな言葉に言い換えることが必要です。

 

例えば、夢や理想とは少し違うかもしれませんが、「人前では恥をかきたくない」「苦手な人とは関わりたくない」という思いがあったとしてもその通りに書いてはいけません。それらは、「恥をかく」「苦手」「~したくない」などネガティブワードで構成されているからです。

 

この場合は、「人前で自分らしく堂々を振舞う」、「一緒にいて心地の良い人と関わりをもつ」と書き換えれば、ポジティブなイメージと共に潜在意識に浸透されるので、効果大です。

 

③ 感情と一緒に書く

 

私は、20年以上、夢や理想を紙に書き、それがほとんど実現しているという経験をもっていますが、過去に書いたメモを見返すと不思議とその時の情景や感覚が蘇ってきます。それは、その時々の感情と一緒に言葉にしてきたからです。

 

言葉だけでも大きな力をもっていますが、感情と一緒になるとそれはより大きな力を発揮します。なぜなら、感情は大きなエネルギーを持っているので、イメージを掻き立てる効果があるのです。

 

これを逆に活用する方法は、「こんな感じがいいかも」、「こんな風になりたいな」など何かの拍子に感じた時、その瞬間に紙に書くというものです。そうすると感情とセットで言葉として記されるためしっかりと潜在意識に届くのです。

 

 

いかがでしたでしょうか。まだまだ、お伝えしきれていないこともたくさんありますので、続きは次回に。

 

小野正誉

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