【小野】人生の方向性

目標達成、習慣化

 小野②

 

 

こんにちは。小野正誉です!

 

今日は、人生の方向性について少し考えてみたいと思います。

 

 

1.進路は決めた方がいい?

 

 

二十歳くらいの時、以前お世話になった方と食事する機会がありました。その方は、当時30代前半。家業を継いでおられましたが、「まだ本当に何をしたいか分からない。」「自分の進む方向を迷いながら探している。」というようなことをおっしゃっていて、「えっ、もう立派な大人なのに、まだやりたいことが分からないの?進む方向を探しているの?」と口に出さないまでも、不思議に思い少し衝撃を受けました。

 

 

高校生のとき、先生によく「高校2年生くらいまでには、将来の進路を決めておいた方がいい。」と言われました。親からも同じようなことを言われました。頭を巡らし考えて導いた答えは、「サラリーマン」。父親がサラリーマンだったので、その答えにしか行きつかなかったのです。

 

 

それから少しして、親と進路について話す機会がありました。大学に行って、サラリーマンになる、と決めてはいましたが、心にもモヤモヤしたものが残ったままでした。

 

 

母親が「本当になりたいものはないの?」という問いに「本当は作詞家になりたかった。」と答えました。過去形で答えているのが滑稽です。

 

 

進路を決めてしまっているのだから、夢なんてとうてい叶わない、と決めつけてしまっていたのでしょう。悲しくて少し泣いていたようにも記憶しています。

 

 

今から思えば、まだ17、18歳くらいの青年に進路を決めろ、ということ自体に無理があるように思います。

 

 

ただ、私の姉は、小学生の頃出会った先生にあこがれ、「小学校の先生になる。」と心に決め、その後、教育学部のある大学に進み、今は有言のとおり小学校の教諭をしています。そんな人も中にはいるでしょう。

 

 

しかし、社会経験が少なく、まだまだ、無限に可能性が広がっている若人に、急いで進路を決めさせることはないと思うのです。

 

 

2.巡り合うもの

 

 

先にあげたお世話になった方の話が今では理解できます。人生も半ばを過ぎて、日々壁に当たりながら、迷いながら、生きているからです。

 

 

これまでのつたない人生を振り返って思うのは、出来事や人とのめぐり合わせが積み重なって、今があるということ。その一つ一つとの出会うタイミングが異なっていれば、違う人生になっていたはず。

 

 

人生には、多くの出会いがあり、それにより行く先の方向が変わるので、上に述べたとおり進路は急いで決める必要はないと思うのです。

 

 

ただ、「めぐり合わせがあるから、流れに任せておこう」というのとは、少し違います。勿論、流れに身を任せる時期があってもいいと思いますが、自分の目で未来を見据え、自分の足でしっかり先に向かって歩いていくことは大事なことだと思います。

 

 

しっかり方向性を定め、努力している人には、しかるべき出逢い、チャンスが巡ってくると信じています。資格試験もご縁です。巡りあわせです。自分でしっかり道を決めた先には明るい未来が待っています! 資格試験を通じて、素晴らしい人たちと出会います。

 

 

私にも子供がいます。いつか進路について話すときがやってくるでしょう。そんな時、若い頃は、とにかくたくさんの本を読むとか、映画を観るとか、人と出会う、恋をする、行ったことのない国々に行くなどなど、とにかく多くの経験を積み、幅を広げ、その中から方向性を絞っていけばいいのでは、と伝えたいと思っています。

 

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

 

小野正誉

 

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