今回で2回目の投稿をさせていただきます、冨田佳子です。
今日は資格取得のための学習方法として、五感をうまく使う方法をお伝えします。
1. 五感とは
私たちは普段、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚という五感を通して、外界からの情報を得ています。今回はNLPの観点からこの五感についてお伝えしたいと思いますが、その前にNLPについて少しご説明します。
【NLPとは】
Neuro-Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略。1970年代に、ジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラーによって提唱された、心理学と言語学をもとに体系化した、人間のコミュニケーションに関する新しい学問で、人間が五感を通して物事をとらえ、それを言語と結びつけて脳の中で理解している仕組みについて分析し、実践的に行かせるようにしているのが特徴。
その五感をNLPでは、大きく三つ、視覚(=V Visual)・聴覚(=A auditory)・体感覚(=K kinesthetic)に分けています。体感覚の中には触覚、味覚、嗅覚を含みます。そして、それぞれの頭文字をとって「VAKモデル」と呼ばれていいます。
これらの感覚を通して外部の情報を脳の中で言葉にして意味づけをし、その意味づけに反応しながら毎日を生活しています。では、視覚・聴覚・体感覚の特徴はそれぞれ、どんなものでしょうか?
2.代表システムとそれぞれの特徴
例えば、プレゼンテーションを行う場合。資料にグラフや写真などが入っている方がイメージできる人と、ナレーションや音楽による耳からの情報によりイメージしやすい人、模型や販促品を手に取ったり、試着・試食ができる方が良いと言う人、人それぞれです。
視覚・聴覚・体感覚(味覚、臭覚、触覚)、これら五感が持つ神経論理構造を「代表システム」と言いますが、それぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。
【視覚傾向】
目から入ってくる情報(資料にグラフや写真が入っている)を重視する。
早口の人が多く、見たものすべてを説明しようとします。
コミュニケーションする時はアイコンタクトが大切です。
【聴覚傾向】
耳から入ってくる情報(ナレーションや音楽)を重視する。
一貫した理論が大事です。
読書家が多く、分析力に優れている人が多いようです。
【体感覚傾向】
心地よさや感触(手に取ったり、試着・試食するなど)を重視する。
雰囲気重視の人です。
「胸にグッと来る」「ビビッと感じる」「疲れたからコテンと横になる」など
擬音語・擬態語が多く体の部位が会話でよく使われます。
みなさんは、どのタイプですか?
3.代表システムによる効果的な学習方法
視覚(=V Visual)・聴覚(=A auditory)・体感覚(=K kinesthetic)のうち、自分がどの傾向にあるかを知り、学習効率を上げる事ができます。
視覚感覚の方は、目を使いながら学習すると効率がよくなります。暗記や記憶力を高めるには、図や写真を組み合わせイメージすると効果Upノートに書いてそれを見て、ひたすら覚えるのは視覚感覚の方が多いですね。
聴覚感覚の方は、オーディオ学習など音を聞くことで学習の効率がよくなります。口に出して、自分の耳に聴かせるなど。
身体感覚の方は、身体を使うことで学習の効率がよくなります。 体を使いながら、リズムに合わせてとか、学習の合間に適度な運動を取り入れながら。書いて(身体感覚)、目で観て(視覚)覚える。学習効果が上がったら、休憩がてらご褒美にチョコレートを食べたり、美味しいコーヒーや紅茶を入れて一服するなど味覚を満たしてあげるのも有効です。
また、余談ですが身体感覚の強い小さなお子さんは言語を使って覚えるのに時間がかかることがあります。そんな時は、うまく学習ができたら頭をなでてあげると、褒められて嬉しくなることを体で感じるのでますます意欲的になっていきます。
また、この「代表システム」みなさんご自身と身近な人たちがどの傾向が強いのか意識してみると面白く、学習方法だけでなくビジネスに活かすセールスやプレゼンテーション、対人関係で職場の上司や部下、同僚、家族、恋人、友人、ママ友とのコミュニケーションと様々な場面で応用することができます。
いかがでしょうか。
このように誰にでも備わっている五感を使った効果的な学習方法も参考にしていただけると幸いです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
冨田佳子
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