【土肥】一つのことに集中できない人のための勉強法

勉強法(暗記、集中力、速読など)

a0960_006821

 

あなたは、一つのことに集中できる人ですか?
もし、そうであれば、この記事を読む必要はありません。

 

 

もし、あなたが一つのことに集中できない人であれば、ぜひこの記事を読んでください。あなたが自分なりの勉強法を編み出すためのヒントを得られるかもしれません。

 

 

私は、一つのことに集中できない人です。
なので、大学受験も、会計士受験も、独自の勉強法を編み出して乗り切ってきました。
いずれも一浪での合格、二回目での合格なので、パーフェクトな勉強法ではありません。
しかし、自分なりには気に入っているやり方です。
受験勉強以外の学びにおいても、基本は同じ方法を使っています。
自分の学びをコントロールする方法は共通なのです。

 

 

1. 勉強以外に仕事もする

 

勉強だけに没頭していると飽きてくる人は、仕事をした方が良いです。バイトで良いです。バイトをすると、勉強する時間が限られます。時間に限りがあると、人はやる気になります。「いまやらなきゃ!」とふるい立ちます。時間に限りがないと、人はなまけます。「後でやればいいか」と甘えます。

 

私は、大学受験の時は、喫茶店のバイトをしてました。会計士受験の時も、一回目は喫茶店のバイトをしてました。二回目は専門学校で講師をしながら勉強をしていました。

 

人によっては大変そうに見えるかもしれませんが、私にとっては良いリズムがありました。バイトに行くと、受験勉強に全く興味のない人たちと一定の時間を過ごすことになります。

 

頭が完全に切り替わります。

すごい気分転換になります。

お金も稼げます。

勉強だけに没頭しているとどうも飽きてくる。

 

もし、あなたそういう人であれば、勉強以外に仕事もしてみてはいかがでしょうか?

 

 

2. 一日に全科目を勉強する

 

一つの科目に没頭していると飽きてくる人は、一日に全科目を勉強した方が良いです。

 

全科目を勉強すると、一つの科目を勉強する時間が限られます。次にやるべきことがあると、いまやるべきことに没頭できます。「いまこれだけはやっておこう!」と机に向かうことができます。

 

ただ、全科目を勉強すると言っても、その量は極わずかで良いです。1科目2ページずつとか、1問ずつとか。毎日「自分がやりさえすれば」必ず終わる程度の量です。

 

ついつい「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、もっとやらなきゃ」と思いがちになりますが、毎日の目標量は、できるだけ最低限の量に留めることがコツです。

 

 

でなければ、できない自分に失望します。逆に、ちゃっちゃと目標量を達成すると充実感が出て、余裕ができます。「今日もやり切ったなあ!」「よし、もう少しやるか!」とやる気が出ます。

 

受験勉強は、瞬発力より持久力。自分のペースで、淡々と勉強し続けられる人が最後は勝ち残るのです。

 

私は、大学受験の時は、毎日、英・国・社の3科目を勉強していました。会計士受験の時は、簿記・原価計算・財務諸表論・監査論・商法・民法・経営学の7科目を勉強していました。7科目を同時に勉強するというのは、人によっては大変そうに見えるかもしれませんが、私の性格には合ってました。全科目を同時に勉強すると、かえって本質が見えてくる、という利点もありました。

 

一つの科目に没頭していると飽きてくる。

 

もし、あなたそういう人であれば、一日に全科目を勉強してみてはいかがでしょうか?

 

 

3.  一つの問題集を完全攻略する

 

良い問題集を探していると飽きてくる人は、一つの問題集を完全攻略した方が良いです。

 

一つの問題集を完全攻略すると決めると、他の問題集を探す必要がなくなります。「この問題集がいいかな」「あの問題集の方がいいかな」と迷う時間がなくなります。実際、この時間が最も無駄です。

 

 

勉強してないから、実力は全く変わらない。まして問題集を途中で投げ出し、別の問題集に取り掛かり始めたら、それまでの時間すら無駄になる。どんどん問題集を解いて、実力を高める。これ以外に受験勉強でやるべきことはないはずです。

 

と同時に、「勉強以外に仕事もする」「一日に全科目を勉強する」ためには、あれもこれもと手を出している暇はないのです。一つのことに集中できないからこそ、どこかで集中するしかないのです。

 

一つの問題集を完全攻略するとは、「その問題集の問題であれば、どれでも、いつでも、満点を取れるようになる」ということです。これは、なかなかキツイ。自分との戦いになる。すごい細かいレベルで自分と向き合う必要がある。

 

「なんで0と9を見間違えたんだろう?!」「なんでAとBを書き間違えたんだろう?!」「なんで解答欄を一つズラしてしまったんだろう?!」とか。

 

わかっちゃいるけど、できない。その事実を受け入れ、自分を操作する方法を編み出すしかない。

 

私は、大学受験の時は、英・国・社ごとにやるべき問題集を1冊だけ決めました。会計士受験の時は、専門学校の問題集とテストしかやりませんでした。その代わり、最初から最後まで、最低3回は回しました。そして、自分の癖を見つ出しました。間違えやすいパターンとその原因があるのです。

 

その間違いを防ぐためによくやっていたことがあります。試験が始まると問題用紙や下書き用紙の右上、必ず自分の目に入るところに、まず書き込むのです。「0と9は丁寧に書く」「3分前には必ず見直しに入る」とか。

 

人によっては、どうでもいいことかもしれません。でも、私にとっては、とても重要なことだった訳です。たったそれだけのことで1点、2点を失わずに済む。それで合格できるかもしれない。

 

受験勉強の最終段階では、いかに自分の間違いを防ぐ方法を編み出せるかが死命を決すると思っています。良い問題集を探していると飽きてくる。

 

もし、あなたがそういう人であれば、一つの問題集を完全攻略してみてはいかがでしょうか?

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?
あなたにとってのヒントはありましたでしょうか?

 

 

自分の勉強法を編み出すことは、あなたが最小の時間で最大のパフォーマンスを生み出す方法を見つけることです。試験に合格するためでなく、その後の仕事や人生における重要な指針にもなります。

 

ぜひ自分にあった最高の勉強法を編み出してください。

 

 

土肥卓哉

コメント

タイトルとURLをコピーしました