【阿部】私の受験体験

勉強法(暗記、集中力、速読など)

 

 原稿④写真阿部君

 

集中力トレーナーの阿部洋太郎です。

 

前回までに「集中力を高める方法」「何を勉強するのかを見つける方法」「やり方を選択するときの基準」と試験勉強のテクニックをお伝えしてきました。が、実は3つとも社会人になってから学んだことです。高校のときはそんなテクニックは知らなかったのですが、では「高校生のときには何をして京大に現役で合格したのか」という自分の受験体験を今回はお伝えしようと思います。

 

 

1.大学受験までの流れ

 

 

両親とも大卒で姉も大学に行っており、自分も当然大学まで進学すると思っていました。中学校の定期試験に向けてのテスト勉強を毎回きっちりやっていると順位がだんだん上がっていって学年で上位になり、成績が良かったから進学校(北野高校)を選択し受験して合格。高校入学時の成績は400人中で230位くらい、定期試験用のテスト勉強をしているとだんだん成績が上がって10位以内に入り、高3で志望校を決める時に東大は遠いから京大を選択。

 

国語と英語は苦手だったので理系を選択し、学部は就職しやすそうな工学部を選択。高3から通い出した塾の先生と高校の先生にやるように言われた問題集を使って勉強し、模試を受けてB判定が出たので自信を持って受験、「まあ受かったかな」と思ってたら実際に受かっていた・・・何にも考えてなかったなと思います。定期試験の延長みたいな感じでした。自分だけではなく、大学に入って接した友人達の多くも似たような感じでした。

 

 

では、定期試験・大学受験でどんな勉強をしていたか?「凄い勉強法があるんです!」とか「55段階が!」とか言いたいところですが、いたって普通です。「教科書を読んで、単語を覚えて、問題集を解いて、間違えた問題の解き方を覚える」これを繰り返していただけです。勉強時間はそれなりにかけてました(高3のときは、休日だと10時間くらいはやってたと思います)。「試験勉強は覚えるだけ」というのが自分にとっての受験でした。

 

 

今まで受験を振り返ることは少なかったのですが、今日は「なぜ合格できたのか」を少し分析してみます。

 

 

2.勝因

 

 

①成功イメージを持って勉強していた

家庭環境・学校とも「大学にいって当たり前」というような空気で、「普通に勉強していたら合格できるだろう」と思って勉強していました。

 

今から振り返ると、不安に捕らわれて勉強に手が着かなくなったりしたことはなく、勉強に集中は出来ていました。

 

 

②守破離の“守”にエネルギーを集中させた

「守破離」という言葉をご存知でしょうか。何かを学ぶときには、①まずお手本を真似る・学ぶ(守)②教えてもらったやり方を変えて試行錯誤する(破)③教えてもらったことから、自分のオリジナルを生み出す・確立する(離)というステップを踏みます。

 

大学受験で求められるのは ①守 の段階までです。「なぜこうなるのか?」「何に使えるのか?」等を深く考えず、先生に言われたことを素直にやっていたことが、試験に関しては良かったです。

 

 

③点数・順位が上がっていくのが楽しかった

定期試験ごとに結果が上がっていき、「勉強すると達成感があって嬉しい」という感覚で勉強していました。また、単純に新しいことを知ることは楽しかったです。逆に、高校生のときは勉強くらいしか楽しいことはなかったです。残念と言えば残念です。

 

 

 3.それで?

 

 

・・・自分の体験談は、何かしら参考になったでしょうか?試験勉強法として「覚えるだけ」と言われても皆さんのお役には全く立たなかったかもしれません。では、どうやったら覚えられるのか?10時間勉強するにはどうしたらいいのか?といったところについて、また次回以降は具体的な提案をしていきたいと思います。

 

 

そして、「破」「離」の段階になると、「覚えるだけ」では全く通用しなくなります。試験に受かった後の段階についても、スキルや体験をお伝えしていこうと思いますので、楽しみにしててください。

 

 

阿部洋太郎

 

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