【橋本】頭で考えず心で感じる

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こんにちは。木曜ライター橋本です。

 

速いもので7月に入りいよいよ夏本番。夏休みを控え心うきうきの方もおられると思いますが、私はというと心雨期雨期となっています。

 

今回は難民期間中次の実技試験を目前に控えたこの時期ですが、本の話をしようと思います。資格取得のノウハウ本とは一寸違っていますが、まあ閑話休題ということでよろしくお願いします。

 

 

1.この時期に本とであって

 

 

前回も書きましたが資格難民でいる私は、いよいよ始まる実技試験に向けて実技対策をとても熱心に丁寧に取り組まなければいけない、かなり危険な緊張し過ぎ感のある時期を迎えています。

 

前回の試験から数ヶ月経ち、実技練習から離れてやはり数ヶ月、小脳の記憶すらままならず全てがまっさら。前回身に付いていたと思われることもすっかり忘れてしまいあまりに初歩段階のことも出来ずあたふたした気分。そして今回も対策講座に通い、今の実力を思い知り、試験までの限られた時間を必死に頑張ろうと思っているところです。

 

 

でも、元来の怠け者の上に臆病者。逃避癖が頭をもたげる中、手にしたのが今回のこの本。「日日是好日~お茶が教えてくれた15の幸せ~」でした。本屋さんでは趣味の棚に置かれていたのでお茶の本と思い、たまにはまったりと、そして最近始めたお茶のお稽古のお話になぜかこの時期に出会いどうしても手に取りたくなって読み始めた本です。ま、「~幸せ~」というフレーズに惹かれたのかも知れませんが。。。早く幸せなりたいです(笑)

 

 

この本は、お茶をはじめてから25年間、お稽古を通して自分と向き合い季節を知り感じ時をかけ少ずつでも着実に成長していった主人公の姿が書いてありました。文面の中に、人生は一連の繋ぎ合わされた・・・とあると、是はあの理論のこと?と思い、私が受験する資格試験に結びつける自分を感じながら本を読み進めて行きました。

 

 

2.学ぶということ

 

 

お茶などのお稽古の場合、お弟子さんとなり先生の手を、所作をまねて学ぶ。物事を頭で理解する勉強とは違った学びがそこにはあります。

 

 

世の中には「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の2種類があり、一気に頭で理解できないまでも時を重ねじっくりじっくり自分の心身の中に奥深く刷り込み育んでいく、じわじわと身体に染み付けていきながら取得する資格も有るようです。

 

 

長い期間、一生を研鑽の場とし、段階にしたがって初歩から上級のお稽古をしつつ親しみながら資格を取って行くことを多くの方は経験されたことが有るのではないでしょうか。

 

 

3.頭で考えず心で感じる

 

 

本の中に、「今を感じなさい」というフレーズがあります。「聴雨」「夏は夏の暑さを、冬は寒さを」四季折々の厳しさを今ここで感じそしてそれを自分の中に取り込み無になる。一心にお釜の前にいることだけを感じながらお稽古をする。頭で考えるのではなく、一点の迷いもなく手が体が自然な動きで動くようになるまで何度も何度も。季節に応じたその時を愛で、楽しみ、時を愛おしむ。ふっとこの部分を読みながら、何か受験に繋がることがあるのではないかな?と思いました。

 

 

「逃げ出したい」「難しい」「遣り切れない」「辛い」そんな思いを感じながら、自分の目指す先を遥か遠くに感じ、また一心にこつこつと向きあう。全ては自分との戦い。まねながら学びながら、身につける。

 

 

試験対策の過去問を必死に解くそのことも過去の試験を模し繰り替えし、目に手に頭に体に刷り込み身につける。何を聞かれても大丈夫なように何度も何度も。その結果が資格試験合格という道に繋がってくるのだろうと思います

 

 

また私が難儀している実技試験の場合も、まずは何度も繰り返し、ロールモデルとなる人のロープレイの方法をまねながら、ロールプレイの基本が身に付くまで体の中に刷り込み染込ませる。そしてオリジナルの型をかたどって行く。

 

 

資格を生業にするか、自分の人生を豊かにするものと捉えるか。それはその人それぞれの資格取得後の目的によっても異なってくると思いますし、また今後私自身が資格をとった後どのように変化してくるのかもわかりませんが、資格というものは厳しくそしてまた人生を豊かにしてくれるものであるということに気付かされた一冊の本との出会いでした。

 

 

今回も最後までおつき合いくださりありがとうございました。

 

 

橋本 富美子

 

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