皆さん、はじめまして。余暇コンサルタントの中島秀和です。よろしくお願いします!
1.余暇とは
「で、その余暇コンサルタントが資格に関係あるの?」と思われるかもしれませんが、大いに関係があるんですね。
「じゃあ、余暇の活動をするために必要な資格?」・・・それもありますが、その話は後日します。
まずは、余暇とは何かですが、広辞苑には「自分の自由に使える、あまった時間。ひま。いとま」とあります。簡単に、社会人であれば労働や家事・育児以外の時間、フルタイムの学生であれば学校以外の時間と考えてください。
つまり、余暇という概念は、先に仕事ありきという考え方ですね。ということで、余暇の中は、ボランティアなども含まれますし、社会人であれば教育の時間、学生であれば学校外教育やアルバイトの時間が含まれます。決して、趣味の時間だけではありません。(※分けて考える人もいます)
2.資格の勉強は余暇
ここを読まれている皆さんは、資格について考えておられるわけで、その資格の勉強をする時間も多くの場合は、余暇の時間ということになります。
労働時間を利用して資格を取りに行く場合もあるでしょう。その場合は、「その資格必要なの? 役に立つの?」なんで考えません。そこには疑問の入る余地はないでしょう。会社として必要だから、労働時間を利用し、会社負担で取りに行くのですから。
そうなんです。皆さんは余暇の時間を利用して、資格の勉強をし、取得しようとしているのです。
「いやいや、暇だから資格の勉強をしているわけではない」といわれるかもしれません。逆の発想をしてみましょう。勤務時間で資格の勉強をするなどの場合を除き、自分の意志で資格の勉強をしているわけです。その資格の勉強をしていなかったら、その時間は何をしていますか? ふつうはその他の余暇でしょう。資格の勉強は余暇の中での遣り繰りなんですね。
この「余暇」という名前がいいのかどうかわかりませんが、用語として定着しているので、使っていますが……。
次に、「じゃあ、会社の昼休みや通勤時間は、余暇なの?」という疑問が出てくると思います。仕事のために拘束されている時間なので、厳密にいうと余暇ではないのですが、そういう細かいことは考えないでおきましょう。満員電車で身動きができないなどの場合は別にして、マンガを読むのか、スマホを見るのか、勉強するのか、座れたのでゆっくりするのか、一定の範囲で選択の余地があることなので、制限付きで余暇の仲間に入れておきます。
3.余暇バランスを
資格の勉強をするということは、何らかを犠牲にしてやるということになります。
時間は有限なので、余暇の時間を増やそうと思うと、睡眠時間を削るか、仕事時間を減らすかになります。睡眠時間は身体のことを考えると、削るのには限界があります。仕事時間を減らすのも、現実的でないかもしれません。
ということは他の余暇の時間を減らすことになります。それは、趣味などの時間かもしれませんし、リフレッシュの時間かもしれません。子どもとの時間かもしれません。友達とのひと時かもしれません。友達とのひと時といっても、何も直接会うだけではありません。スマホなどでつながることもできます。
それらの時間の一部を犠牲にしてやっているわけですね。資格によっては、ほとんどを犠牲にしてやることになります。それらを犠牲にしてまで取得する価値がある資格でしょうか。そう考えると……。
でも、そうでない場合もあるんですね。資格の勉強をすること自体が楽しい人もいるでしょうし、同じ資格を目指す人と勉強会をやって、それに出席して勉強することがリフレッシュにつながる人もいます。親子で競争しながら勉強している人もいます。目指す資格の種類にもよりますが、やり方によっては一石二鳥にも三鳥にもなります。
そもそも、自分のために資格の勉強をするわけですから、「何かを犠牲にして」という考え方自体も馴染むかどうかわかりませんね。でも、それ以外に適切な表現が見付からないので、使いますが……。
時間は有限ですが、使い方によっては、その質は2倍にも3倍にもなります。
時には、他の時間を犠牲にしてまで、資格の勉強に集中することが、時間の使い方の質の向上につながることもあります。
また、後に取り返すことのできない時間もあります。
たとえば、子どもとの時間ですね。その時間をどこまで犠牲にできるか、いや、できない場合もあります。今、その時を大切にしないといけない時間もあるんですね。
だからといって、目指す資格の勉強の手を抜くことができない時期もあるかもしれません。また、無理して身体を壊したら意味がありませんので、適度な休養も必要でしょう。
といいながらも、長い目で見れば、今無理をすることが、将来の休養につながるかもしれませんし、子どもとの時間が増えるのかもしれません。
そう考えると、どのようにバランスを取ればいいのかは、難しいのかもしれません。
そうはいっても、休養も含めた余暇バランスを考えてみる必要はあると思います。それは、長期的にみるのか、短期的にみるのか、というのはあるでしょうが……。いや、長期と短期のバランスも考える必要があるでしょうね。
今日は、ここまでにしておきますね!
また、次回からもよろしくお願い致します!
中島秀和
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