【橋本】資格難民を自覚した私の振り返り

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キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタントという資格を偶然知り、その資格取得のために仕事の合間の時間を工夫し、都合を付けて受験勉強の時間を作り、勉強に打ち込み受験をしました。そして試験後は受験した達成感、遣り切った感に包まれて、あわよくばと淡い期待を持ち、結果発表の頃には合否に無関心を装ってみたり、そして結果を受け取る度に残念な、悔しい、情けない辛い思いの中にどっぷり浸かってしまいます。

 

周りの人は合格して行くのに、なぜか自分だけは不合格。試験準備はやって来たつもりなのに、「今回は運がなかったのかもしれない」と自分を慰めて、「この資格は向いてないんだ」と自棄になって、それでもまた諦めきれずに受験を考え願書を準備してしまう。いつ終わるかも分からないこの無限の資格受験ループから抜け出したい、でもその抜け出し方が分からないと喘ぎ、悶々とした思いの日々を過ごしながら「こんな私は資格難民。」なんだろうなとぼんやり考えてしまう受験日が迫って来た私の思いを綴ります。

 

さて、差し迫り次回もキャリアコンサルタント技能士検定試験を受けるにあたって、資格取得までの期間やかける費用の限界を決めて、そもそもなぜ資格を取得しようとしたのだろうか?という疑問に今まで向き合い冷静に考えてみたことがあったのかしら?と言うことで、このなぜついて考えてみました。

 

 

1.受験期間の期限、費用の限界をどう決めればいいでしょうか?

 

 

私が資格取得を熱望した後、取得できた標準カウンセラーも、現在進行形で資格試験に挑んでいるキャリアコンサルタント技能士も、試験項目は筆記試験と実技試験の2本立てとなっています。標準カウンセラーは1次試験に合格後2次試験の実技試験となり、1次試験合格後2年間の猶予が与えられます。キャリアコンサルタント技能士検定試験は筆記試験もしくは実技試験どちらか一方に合格すると、こちらも翌々年まで2年間は合格した試験は免除となります。幸いなことに今回受験しようとしているキャリアコンサルタント技能士検定試験の筆記試験だけはとりあえず合格しているので、2年間の猶予は手にすることができました。

 

となると、受験期間の期限を約2年間と定めるのが妥当なのかもしれません。検定試験受験の機会は年2回あるのでこの先4回が限度となります。

 

そして受験料と共に対策講座受講等諸々を考えて費用は。。。。

 

既にかなりの費用をつぎ込んでしまったなら、元をとるまでと考えるのか否か?と悩むところです。期間を限定した上で受験資格のある期間に開催される受験料×4(受験可能回数)+受験対策講座×受講回数×4(受験可能回数)=∞かなり膨大な費用が必要となります。

 

やはり、2年間を限度に考えた方がよさそうな気がします。

 

 

2.そもそも私はなぜ技能士の国家資格を持ちたいと思ってしまったのでしょう?

 

 

まずは仕事の業務上必要に迫られ標準レベルカウンセラーの資格取得をめざしました。何とか合格証書を手にするまではこの資格こそが私の望んでいたもの、これで目的は達成できたと思っていたはずでした。思えばこの標準レベルカウンセラーの資格取得にはかなり難儀をしました。

 

実技試験で与えられるのは10分間という時間。この時間に何をすればいいのか分からず、相手に向けるのはぎこちない笑顔、人の感情に共感できずに、質問ばかりを考えて頭は真っ白となっていました。声は小さく、更に早口。自己一致できていない自分自身。情けない限りです。実技受験に関する印象は何をとってもいいことはなく、合格通知が届いた1年を過ぎた今でも、出来ないあの日々は鮮明に記憶の中に刷り込まれています。

 

そして1年の期間をかけ、3回の受験を経てやっと手に入れた念願の資格でした。決して器用ではない自分がもどかしく、技術を習得するまで何度も何度も時間をかけ、指導を受けながら取り組んできた結果手にすることが出来たものでした。

 

この苦い経験を十分味わってきたはずでした。もう実技のある試験を受けるのは懲り懲りのはずでした。また、私は人前で過度に緊張してしまうタイプです。実技試験という人前で実技をし、評価を受けるのはまして無理なことだと知っています

 

そんな過度な緊張癖がいつでもひょっこり顔を出すことは分かっているはずなのに、性懲りもなくなぜまた次も挑もうとしているのでしょう。まだこの答えは見つかりません。

 

 

3.受験することで得た得難い大切なもの

 

 

資格取得について上記のように色々振り返った中で、費用と自分の時間を自由に有効に使えるように支えてくれる家族に感謝しています。反面、自由に気ままにしていてくれる方が家族にとっては好都合なのかもしれません。でも、家族の思いやりがあり支えがあるから不合格という結果を受け止めつつも先を見つめることができるのだと思います。

 

そして資格取得中の私が得たものと言えば、一緒に講座に通い、一緒に受験し、先に合格後も年齢に関係なく試験のためにだけでなく共に学び分かち合える仲間を持てたことです。

 

また、自分自身の気付きとしてアラフィフになってからも更に学ぼうとする思いがあること。一人で悩まない。周囲にサポートを得、お互いに支援することの大切さをしることが出来たことです。人生の目的を立ててこの資格を生かした生き方をして行こうと具体的に考えるようになれたことです。

 

これからの私の人生において国家資格を持つことは有効なんだろうと漠然と思っています。有効であるに違いないという強い思い込みがあります。更なる高みに自分を導くことは、これからの私の人生においてかけがえのないものになって欲しいと願っています。

 

でも、この先の自分の年齢を考えるとあまり長い期間このことに費やしてばかりもおられません。とりあえず設定した期限を元に資格取得を諦める勇気もまた必要なのかもしれません。

 

以前標準レベルカウンセラーの対策講座を受講した時「この資格が取れなかったと言って何か失うものはありますか?傷つくのはあなた自身のプライドぐらいです。誰に迷惑をかける訳でもない。いつ辞めてもいい。続けてもいい。全ては自分が決めることです。」と言って頂いたことを思い出しました。

 

そう全ては私の中に。突き進むのも、諦めるのも。悶々とした思いの中まだ解決しがたい思いの中にどっぷりと浸かっています。早く抜け出したい。。。と強い願いを唱えながら、そろそろ届くであろう受験票を待っている私がいます。

 

橋本富美子

 

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