5月末から私含め14名のライターで約3カ月間、記事を投稿してきましたが、いかがでしたか。勉強法、資格の意味、余暇、健康、綺麗な文字、心理学など多彩なジャンルの投稿で楽しんで頂けたかと思います!
第1クール終了ということで、本日は私なりに「資格」について総括してみたいと思います。
1.目標を持てることが最大の功績
私は「資格試験」は、実際の活用はどうであれ、夢・目標を与えてくれるということがとても大きな功績だと考えています。
未来に希望が持てないと、行動するエネルギーが湧きでてきません。
「資格試験に合格すればこんなことができるのでは」「この資格を使って就職活動に活かせるのでは」など、いろいろ妄想が膨らみます。妄想が膨らみ、自分にもできそうと思えることで、チャレンジしてみようと決断し、行動を起こせます。試験日が決まっていますし、テキスト・問題集もある。目標が明確になり日々充実した時間を過ごせることになります。
2.苦しみ、自己嫌悪
しかし、実際は思っているように勉強がはかどらない。覚えられない。何度やっても同じようなミスをしてしまう。タイムマネジメントができず、後手後手になってしまう。試験日がドンドン差し迫ってきて、ようやく重い腰を上げて真剣に勉強に取り組む。興味があって、希望に向かって楽しく勉強のはずが、日々苦しく、自己嫌悪に苛まれてしまうこともあります。
私はこういう苦しさの経験や自分の弱さと見つめ合えることも資格試験のメリットなのではと考えています。
資格試験は基本、強制ではなく、自らの意志で勉強することを選択しています。
ということは、自分との戦いであることは自分でわかるのです。家族のせい、仕事が忙しいからと言い訳はできても、結局は受験することを選んだのは自分なので、自分の気持ちの弱さを誰かのせいにすることもできません。
こういうことを大人になってから体験できることは大きな自己成長につながると思います。
3.知識が増える
その分野の知識が体系立てて学ぶことができるのは、大きな特徴だと思います。ただ、この知識は、試験で合格するための知識がメインで、実務で活かせるかどうかは別問題です。意味がないことはありませんが、実際の現場ではペーパーの知識では限界があります。
試験勉強の知識は、あくまで合格するためと割り切ってしまったほうが良いと思います。もちろん、実務にも役立つことができるように勉強することは悪いことではありません。ただ、勉強方法としては非効率になってしまいますので、何のために勉強しているのかだけははき違えないようにしなければなりません。
試験勉強の知識は、試験で点数を取るため。そのために効果的かつ効率的な勉強法を確立してくださいね。
4.仲間ができる
これも多くのライターが書いていましたよね。資格試験を目指したことによって、一生の仲間と出会えることもあります。一緒の価値観を持った方と出会える機会というのは人生においても貴重なことだと思います。同じ資格試験を目指しているので、どこか価値観があったり、過去、現在の環境が似通っていたりすることが多くあります。また、苦労を共にするので仲間意識が強くなりやすいですよね。
ただ、仲間をつくるために資格試験の勉強をしたのではありませんので、仲間は副産物ということになると思います。
あくまで結果的に仲間と巡り合えたということなので、資格試験の意味を考える時に、ここをメインに語ることは本筋からは外れるかなと、個人的には思います。とはいえ、同じ苦しみを味わった仲間の存在は、一生の財産になることは間違いありません。
5.資格を取る意味(資格試験の意味)
根源的な資格を取る意味は、おおよそ以下に集約されると思います。
①仕事に活かすため(仕事の幅を広げるため)
②就職活動を有利にするため
③経済的側面をバックアップするため(安定も含む)
④人の役に立つため
これらの目的を達成するために、資格取得を目指すのですから、合格することが目標でないことは確かです。仲間ができたこと、自己成長ができたことなども目的達成にはなりません。ですので、資格を検討している時、勉強している時、合格後も「この目的を達成するために、どう資格を活かすのか。どんな人生を歩むのか」を明確にしなければならないのです。
資格試験は希望を与えてくれます。でも実際には、合格しても夢をつかむことができないのです。資格の業界や資格団体は、夢を与えることも役割として担っていますから、それらの業界や団体は、良い側面をたくさんアピールし、イメージ戦略をとることも過大広告(虚偽)でなければ、OKだと思っています。要は、資格を取得して上記4つの目的をいかに達成するかは受験者側の責任です。
ライターが何度もお伝えしてきている、資格の意味について私なりの考えで整理してみました。
これまで、第1クールを読んでくださりありがとうございました!
またライターの皆様も、素晴らしい記事をありがとうございました!
感謝申し上げます。
多田健次
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