【松尾】「やってみなはれ。やらなわかりまへんで」

勉強法(暗記、集中力、速読など)

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今年も残り半年となりましたね。こんにちは。「資格難民再生プロジェクト」ライターの松尾です。最近は毎日の通勤電車の中で資格試験の勉強をされている方の姿を見かけます。「専門学校の大原」の各種資格試験日カレンダーを見ると6月そして9月から12月までの間に国家試験を含め資格試験が集中している事がよくわかります。

 

 

受検生の中には仕事の関係で隔週試験という方もいらっしゃると思います。筆記試験となると最後の追込みにもし、間に合うのであれば・・・。

 

 

この「資格難民再生プロジェクト」のライターのメンバーもとっておきの勉強方法を披露されています。今回はある企業の方からもリクエストがあったので、試験勉強法をご披露したいと思います。

 

 

我流であるためご披露するような内容ではないと思っていましたが、「早稲田塾」の創業者が今年出版された本が実は私と同じ勉強法でした。この塾は志望大学現役合格を筆頭に「意識を改革する=成功哲学」の実践をおこなっています。(あら、我流ではなかったのね・・・。)

 

 

 そこで今回はこの勉強法と私が心理学で学んだエッセンスを加えてご披露したいと思います。

 

 

1.青の心理学効果〜青いボールペンを使う〜

 

 

この方法は受験漫画で有名な「ドラゴン桜」(第7巻)でも、”青いペン” を使う場面が登場し、既に受験生の間には都市伝説のように広まっています。

 

 

私がこの方法を知ったのは短大生の時にホームスティ先のホストファミリーが子どもに青いペンで言葉を書かせていた事から始まります。黒で書かせるより、青いペンの方が翌日の子どもの記憶に残っているのをまざまざと見せつけられました。(ホストファミリーのママは「青いペンを使うのが当たり前」のと話をしていました。海外では青いボールペンよく使われていますよね。)

 

 

さて、実際に皆さんが受験勉強に使っていただく青いペンは消せるペン(フリクションなど)ではなく『ゲルインキのスケルトン』使用の青いボールペンをお勧めします。

 

 

青色の心理学効果は「気持ちを沈静化させ(鎮静効果)、集中力が増すといった効果」とよく言われています。そこで青ボールペンでノートに書きなぐるというのが、第一の方法です。

 

 

インクが早く減るのを視覚的に見ると、「自分が勉強をしたのだー」という達成感があります。すぐ消せるペンではなく、消えないボールペンできちんと書いて覚える。書き損じないように注して記述をするので正確に書いて覚える事ができます。試験の時って、誤字を消しゴムで消す時間も惜しいですよね。これポイントです。

 

 

私の今のお気に入りは、写真のZEBURA社の青いゲルボールペンです。

 

 

 2.裏紙ではなく、きちんとノートで書く

 

 

ペンが揃えば次は紙。

 

「裏紙ではなく、きちんとノートで書く」ノート活用術のスペシャリストである美崎栄一郎さんの著書にも書いてあるのですが、「裏紙症候群」から脱皮する事が第一です。裏紙って「もったいない」って思い使うので裏紙を保管する習慣になっている方は少ないと思います。

 

 

保管しない紙に書いても書いた内容を見直さないのは時間的にもったいない作業です。書く事も自分の経験。経験を積み上げるような学びの時間にはなっていません。その経験を見返す事は大切です。これは仕事にも言える事です。

 

 

私は小学生の時から先生の喋った言葉をノートに全て書き写すという癖がありました。高校入学後ある講義で先生の喋った言葉を全てノートの書き写していたところ「それは再現性の高いやり方で社会に出てから必ず役に立つから、大学にはいっても続けなさい。」とアドバイスを受けました。

 

 

吹き出しで「○○さんをあてて、○○を質問」なんてことも逐一書いていました。この時の質問、やりとりがテストの問であったこともあります。基本的にはずっとこの方法で現在に至っています。今回の写真のノートは社会心理学のノートです。

 

 

ここには配布されたプリントも貼付けて、それぞれの細かな説明も記述しています。1年間で一講義A4ノートは4〜5冊使用しました。話し手よりも速いスピードで書くことは実際にはかなり難しい事です。

 

 

が、これが話の内容を集中してきかなければなりませんが、話をききながら実は取捨選択の「取」を見極めるトレーニングになったようです。

 

 

(「集中力」については資格難民再生プロジェクトのライターが得意とされている方もいらっしゃいますのでそちらの掲載も目をとおされる事をお勧めします。)

 

 

 3.秘技?これもお墨付きです

 

 

最後はテクニックになります。さて、勉強のスキル本は大枠で次の3つに別けられるとおもいます。

 ①.読み、書きが中心か

 ②.口に出すのが中心か

 ③.聞いて覚えるのが中心か

 

 

NLPをかじったことがあれば、あ、VAKねとピンときた方も多いと思います。最後にご披露するのはテクニックになりますね。NLPを学ぶ機会がありながら、「まさかー」と思ってなかなか実践しなかった方法です。でも、使えるのです!これ!!筆記試験合格には覚え込んだ事をとにかく「思い出す」方に重点を置きますよね。特に直前では新たな何かを覚えようとせず、
覚えていることを確実に「思い出せる」したいものです。

 

 

例えば、マークシート形式の問題をみて

 A:えーと、コレは確か・・・そうだ、○○だ! と10秒以上かかる

 B:ちょっと迷うが、5秒以内に思い出せる

 C:問題を読んで、迷わずすぐに答を思い出せる

 D:問題をちらっと見た瞬間に、答が浮かぶ

 

 

現在の皆さんはどのケースですか?筆記試験勉強をしていた際に「マツオさん、いま頭の中でパラパラとテキストをめくっているイメージが・・・」と一緒に勉強をした方に失笑されました。そう、Aのケースなのです。これでは、試験時間も足りないし、そもそも間違えている確立が高くなります。

 

 

で、その時にパラパラとめくったあるノート。「あ!こんなやり方があったのだ」とニンマリしました。どうしても覚えられない公式がある。なかなかこの言葉が覚えられないと言う時には、こんなやり方を試してみてください。

 

 

もし、カードなどに術語を書いているなら、そのカードを顔の左上に上げて見て覚えてください。(つまり、左上を見るような感じです)頭の中で、イメージで覚えるなら左上を見ながら、覚えてみてください。音楽を聞きながらなら、左上~左横あたりに視線を向けながら。

 

 

ちょっと試してみてくださいね。私は朝に本を読む時もこんな感じで読んでいます。不思議なくらい頭に入ります。びっくりされると思いますよ。(もし、左上では全然ダメ!な場合には左右を変えて、右上を見ながら・・・にしてみてくださいね)

 

 

これは、NLPを応用した記憶法です。

このとき脳で行われているのは、「左脳での文字処理」と「右脳でのイメージ化」といった左脳と右脳の共同作業です。
右脳と左脳の共同情報処理を活性化するための方法として、右脳と左脳を一定のリズムで交互に使うのですが、このテクニックはそんな難しい事は考えずに、是非、やってみてください。本当におすすめです。

 

 

今回ご披露した内容は本当に効果があるのか?まずはサントリーの創業者、鳥居信次郎氏の言葉を借りてやってみなはれ。やらなわかりまへんで」と、いうことで試験合格に向けて五感をフル活用してください☆

 

 

松尾 規子

 

 

今回の御紹介の本:

美崎栄一郎氏「結果を出す人」はノートに何を書いているのか-実践編」

相川秀希氏「頭が良くなる 青ペン書きなぐり勉強法」

 

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