【松尾】運なんていうのは努力しないと来ない

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 のりこ③

 

こんにちは。松尾です。ライター14名が隔週で投稿している「資格難民再生プロジェクト」。

 

スタートから一ヶ月となりました。皆様が共感したライター、「ドッキ!」とした話、読みながらちょっと反発した気持ちなど様々な思いで読んでいただいていると思います。

 

どのライターも熱い思いでかかれているので、これから蒸し暑くなる中暑苦しい・・・など思わずに、是非、最終回までお読みくださいね。

 

さて、念願の資格試験に合格。最近ではインターネットで合格発表も見ることが出期す時代ですが、ポストに合格の通を目にした時の何ともいえない感動。皆さんも体験した事がある一瞬だと思います。

 

 

1.合格したのに・・・

 

 

ところで資格を取った後にこんな気持ちになってしまったり、こんな会話の光景を見た事はないでしょうか。

 

 

「同じ時期に資格を取ったのに、どうしてあの人には仕事の話がくるのだろう。」

「将来のためにと考え、行政書士に挑戦。2度目で合格しましたが、開業なんてほんとに出来るのでしょうか。独立したらどうやって顧客をつかむのですか。」

「宅建の資格を取ったのですが不動産会社じゃないので、どう活用していいのか・・・。結局ムダだったのかなぁ」などなど。

 

 

私の場合には、キャリアに関する資格を持っているのですが「人事部じゃないのに何故この資格を取られたのですか?」とか、「ハローワクークでお仕事をされているのですか?」とよくきかれます。それと、初回にも書きましたが、通っていた専門学校での説明会への登壇。「なぜ、規子さんにそんなお話がくるの?私も同じところに通っていたのに。」等々。

 

 

こんな気持ちになったり、質問をぶつけたりした事、一度はあるのではないでしょうか。

 

 

2.この資格にはこの仕事との思い込み

 

 

資格を取る方の中にはその資格に対する思いが強いため、「この仕事だからこの資格。」、「この資格を取ったからこの仕事をするべき」のような考え方が多いのです。

 

 

だから、その資格をとってもその業務についていない方、例えば私のケースであれば、キャリアに関する資格を取っていても、人事部ではないハローワーク等の支援業務でなければ亜流と判断される同じ有資格者の方も多く居ます。

 

 

もちろん、それも一つの大事な考え方です。特に士業とよばれる資格を取られた方は、その資格を糧に独立開業するかたも多く「資格を取る事=仕事に結びつける事」がエッセンスとなるからです。

 

 

ところが、私のように組織に属していると、「資格を取ったから、では、この部署にどうぞ」というわけにはいきません。取った資格を、例えば私の場合には人事部には所属をしていなくても、どのように活用するのか。

 

これは資格を取る時から考えて置かないと、「資格は取ったけど・・・」の「資格難民」へのロードにストレートに陥ってしまいます。

 

 

その世界に飛び込んだら、まずはその世界のやり方で頑張ってその資格を活かせるように考えてみる。 

 

 

特に最近人気のある『産業カウンセラー』の資格。人事系の方が多く取得されていますし、他のカウンセリング資格とのトリプル資格で、ハローワーク、スクールカウンセラー等の支援をされている方も多く取得される近年大人気の資格です。

 

 

一方でこの資格、ある生命保険会社では人事部ではなく「保険金のお支払い担当」の業務についている方々の資格保有率が高いそうです。人の支援をするのは、何も人事部だけではないから、このようなお話もあるわけですが、先ほどのような固定観念で資格はこの部署と考える方には、摩訶不思議な現象だそうです。

 

 

「私は、この資格をとったのに会社の人事異動で希望する部署に配属されません。」という相談。せっかく資格を取ったのに、希望する部署に配属されない、資格を取ったにも関わらず私は評価されていないのではないか。この会社(仕事)に向いていないのではないか。と悩まれる相談をよく受けます。

 

 

組織内におけるカウンセラーの支援とは必ずしも就労支援や人事部でのキャリア支援とは限りません。この生命保険会社の様にもっと幅広い視点で取った資格の活用を考える事も「資格難民」を回避する第一歩になるとも思います。

 

 

組織の中にいると取った資格が活かせない部署にいることでジレンマを感じ、「私は今の仕事に向いているのでしょうか?」という質問をよく受けますし、適性を気にする人が多いのも事実です。

 

 

「向いているかどうか」を気にするよりも、「今の仕事に合わせていく」「今の職場のやり方により添っていく」という考え方に切り替えた方が賢明だと私は思います。

 

 

そうやって、自分が興味を持った資格を取った事の事実と、それを一般的に考えられる「適正な部署」と言われているところ以外で如何に活用し自己研鑽をつづけるのか。

 

 

こういった努力することで勤務先だけの組織だけではなく、自分自身の本物のエンプロイアビリティも、ポータブルスキルも備えていけるという自信をもっていただきたいなぁと思います。

 

 

3.本日のタイトル

 

 

さて、今日のタイトルは80代の55年間トップセールスを記録し続けているカリスマポーラレディ森本早苗さんの『ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える』から引用をさせていただきました。

 

 

参考文献として「ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える」

http://www.amazon.co.jp/ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える-森本早苗/dp/4776208490

 

 

私はこの本を読んで資格難民とは縁遠い成功し、その分野で一流・本者といわれている方々と森本早苗さんとの共通点を感じました。

梅雨の休日、是非お勧めしたい一冊です。

 

 

松尾規子

 

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