1.家族のつながり
資格の勉強を始めると、家族との時間が減ることになります。
資格の勉強をしている以上は、それは仕方ないことでしょう。これは親が資格の勉強をしている場合だけではなくて、子どもが受験勉強や学校の勉強、資格の勉強をしているときも同じです。その時間は、いっしょに外出できなくなりますし、いっしょにテレビをみることができなくなります。
でも、工夫次第では家族で時間を共有することはできます。いや、時間そのものは共有できなくても、何らかの工夫で、家族とのつながりは持てるはずです。
2.いっしょの資格を目指す
取り敢えず、何でもいいから資格を取りたいというのなら、子どもの目指す資格に便乗するのも1つの手です。漢字検定や英語検定がその代表になると思います。
低学年のうちは、親子でいっしょに勉強して、子どもだけ受験させた方がいいかもしれません。
ある程度の学年になってから、親子でいっしょに勉強して、親子でいっしょに受ければいいと思います。同じ級を受けるのなら、親は子どもに負けられないので、一生懸命勉強するし、子どもは親に勝ちたいから勉強することになるでしょう。違う級であったとしても、同じ検定を受けていることで共通の話題ができます。親が過去に合格した級を子どもが受けるときには、いろいろと聞いてくると思いますので、親子のコミュニケーションにもなります。
また、漢字検定には、違う級でも同じ回で合格すれば、「家族合格表彰」がありますので、これを目指すのも良いと思います。
3.自分の資格を目指す
そうはいっても、自分には取りたい資格があって、子どもと同じ資格の勉強をする時間がないという人もいるでしょう。むしろ、そっちの方が多いと思います。
勉強内容が違うから、内容での話題は難しいかもしれません。
でも、いっしょに勉強できなくても、勉強している姿を見せることは可能です。
子どもは親の勉強する姿を見て、勉強することもあります。同じ時間に同じ部屋で勉強すれば、子どもの勉強効率は上がることが多いです。少なくとも、途中で寝転がったり、マンガを読んだりすることができなくなります。親の方の効率が上がることもあるのですが、勉強の種類によっては集中できなくなりますし、生活のリズムが違うので、同じ時間に勉強ができないことだってあります。
その場合は、勉強時間の見える化をすれば、良いのです。
表を作って、30分勉強すれば〇を1つ書くんですね。もちろん家族の状況によって、15分で1つ、1時間で1つなどすればいいんです。そうすることによって、互いの勉強時間を知ることができますし、〇の数を競うことがあるかもしれません。
うちでは、子どもが低学年のときは、シールを利用していました。子どもはシールが貼りたいものなので、それなりの効果はあります。親の勉強時間のシールも子どもに管理させるのも良いかもしれません。昨日のパパの分を3枚貼っといて、とかね。そうすることにより、子どもが親の勉強に興味を持つようになりますし、子どもの手前、勉強をさぼれなくなります。
また、お互いの勉強のリズムが分かるようになれば、勉強以外の時間の共有もやりやすくなると思います。
そのうち、子どもが受験勉強や学校の勉強、資格の勉強で忙しくなる日が来るでしょう。その時も、内容は違っても親子で勉強ですね。勉強時間がたくさん取れますよ。
中島秀和
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