離職不安
離職された方は、その事情にもよるでしょうが、先が見えない不安や収入が途切れることの不安があると思います。けど、それ以上に社会から取り残されるのではないか、という不安もあるのではないでしょうか。
離職することが、社会から取り残されたというわけではないのですが、まずは職業を聞かれ、その職業で判断されることが少なくない現状では、離職に負い目を感じる人がいるのは仕方ないことかもしれません。
何らかの目的があるため、自らの意思で退職した人ですら、相手によっては現状を伝えたくないこともあります。それが、自らの意思でない人はなおのことでしょう。
場合によっては、身近な人にすら理解されないことがあるのです。
出産・育児による離職
社会的基盤が整ったとしても、出産・育児による離職はなくなることはないとでしょう。本人に働く意思があったとしてもです。
出産予定日の半年以上前から安静にしていないといけないことだってあるのです。出産後も、子どもの状況や本人の状況によっては、仕事に復帰できないこともあるのです。
そのような時に、友達が主任になったとか、海外出張にいったとかの話を聞かされると、取り残された感じになる人もいるでしょう。育児で先の見えていないときは、特にそうだと思います。
いや、出産・育児は尊いものです。立派な仕事です。そうはいっても、先が見えない育児に追われているときは、友達の意気揚々としたことだけが見えて、取り残された感じがすることだってあるのです。
父となった人だって、育児に参加するために、自らの意思で休職するかもしれませんし、妻や子どもの状況によっては休職・退職せざる得ないこともあります。休職しないまでも、今までの働き方を変えないといけないかもしれません。
資格の勉強を
育児に限らず、そういった不安を和らげるものの1つに、勉強があります。
育児で追われている中で、勉強することは困難なことです。もしかしたら、できないかもしれません。それでも少しずつ進んでいることで、不安が和らぐことだってあるのです。育児中に夫婦でNHKを使った語学の勉強も良いかもしれません。落ちついたらみんなでイタリアに行くことを夢見ながら、イタリア語の勉強とか……。
でも、勉強するなら目標がはっきりしている資格試験を目指すのが良いかもしれませんね。簡単な資格でも、合格することによって不安感が和らぐと思います。子どもが3歳になったら受けることを目標に、少し難易度の高い資格を目指すのも良いかもしれません。
前に進んでいると感じます。
仕事に復帰するときのことを想定した資格の方が良いかもしれませんが、そこまで考えなくて、取りやすい資格を目指すことや、やりやすい勉強をすることでいいと思います。そもそもの目的が育児中の不安を和らげるためなので。
妻が育児中の勉強時間を確保するためには、夫の協力が必要になることもあるでしょう。家事・育児の役割分担もそうですが、協力して2人一緒に勉強するのも良いものですよ。
中島秀和
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