暑中お見舞い申し上げます。花火大会の季節になりましたね。
今回でこのワンクール最終回の投稿となりました。
14名のライターもこの掲載中に資格試験にチャレンジしたり、自分の領域を広げたり、専門性を高めたり、大学で学び直したりと様々な形で新たな第一歩を踏み出しながら「資格難民再生プロジェクト」に参加していました。
「自己研鑽」とは、自分自身のスキルや能力等を鍛えて磨きをかける事を言います。では、14名のライターは誰の為に、何の為に「自己研鑽」に励んでいるのでしょうか。
1.利他の精神 〜資格は国民の利益の為にある〜
「資格が仕事をするわけではない」ことは既にお話をしている通りです。
資格があっても巧く行かない事がある理由も前回までにお話をしてきました。
では、あなたは、資格は誰のために何が目的であると思いますか。
「自分のため・・・。」と、思った方。資格取得の動機付けとしては間違っていないと思います。多分、資格合格の目的はなんとか果たせるかもしれません。
でもそれは就職活動の学生が面接の際に「御社で勉強をさせていただき、将来は独立をしたい」と言っているのと同じで、自分自身が社会にどのように貢献していくのか、という点が抜けているのです。資格を活用するという事は、必ず相手がある話です。14名のライターもそれぞれが「自分が取得した資格や能力」を色々な方法で社会に貢献する為に「自己研鑽」をしているのです。
稲盛和夫さんの「利他の精神」から考えれば「資格は国民の利益の為にある。」国民の為の資格となります。
これから資格を取られる方はこのマインドを意識していただければ、資格難民となるリスクは大きく減るのではないかと思います。
利を求める心は事業や人間活動の原動力となるものです。
ですから、誰しも儲けたいという「欲」はあってもいい
しかし、その欲を利己の範囲にのみとどまらせてはいけません
人にもよかれという「大欲」をもって公益を図ること
その利他の精神がめぐりめぐって自分にも利をもたらし、
またその利を大きく広げもするのです
稲盛和夫
2.Even in a big Wind(たとえ強風の中でも)
You can’t always control the wind,
but you can control your sails.
あなたはいつも風をコントロールすることができるわけではない。
しかし、あなたの帆船をコントロールすることはできる。
By Anthony Robbins
時代の流れや環境の変化が激しい時に、私たちはその強い風の影響を受ける事は間違いないのです。
資格試験に落ちてしまうと逆風が吹いているよう感じるし、本当にこのまま続けていいのか迷いますよね。でも問題なのは、環境が悪い事でも、時代の流れが激しい事でもなく、問題は自分がどこに行きたいのかがはっきりわかっていない事だったりします。
これがはっきりしていれば、風に流されるままにあっちに行ったり、こっちに行ったりして大海の中をさまよい続けてどこかに漂流をしてしまうことはないと思います。
帆の向きを変えて自分で行き先をコントロールできるのです。
それでも、この向かい風はあまりにも・・・と感じてしまった時には、次の言葉を思い出して見てください。
『あなたにとって向かい風に見えるような時には思いだしてほしい。飛行機は追い風ではなく、向かい風によって飛び立つのだということを。』
When everything seems to be going against you,
Remember what the airplane takes off against the wind, not with it
By Henry Ford
6回にわたり最後まで御読みくださってありがとうございます。
この「資格難民再生プロジェクト」を読んでいただく事で、資格を通して自分自身の能力開発について興味を持っていただき、自分自身の合格の「目的」そして「合格後の自分自身」をより強く意識していただけると幸甚です。
そう、万が一、資格試験が不合格だったら・・・その過程でも自分自身の能力は必ず向上しているはずです。不合格はあなた自身の存在を否定しているわけではありません。
それを信じて。
今回のこのプロジェクを参加するあたり適切なアドバイスと情報提供を。
新しい職場の業務と勉強で大半の時間を優先的に費やす事を許し、そして支えてくれて。
私自身が資格難民にならないようにサポート。
そして私もちゃんと息抜きができるように。
精神面でも支えてくれた私の家族と大切な方々、
そして今回この機会を提供してくださった代表の多田健次さんに感謝致します。
「ありがとう」
松尾 規子
コメント